2015年5月4日月曜日

マスター仕上げ


   マスターモデルの仕上げに入ります。


   まずはジョグルの確認をして問題のありそうな所を手直しします。
   画像下のジョグルは1.5mmの段差で設定されていますが、
   相手部品はコーナーでプリプレグ材がラップしてくるので内側が厚くなります。
   そのため最初からマスターのコーナー部を逃がしておくのです。
   あとは全体の角Rのチェックと修正をして次に進みます。




   ウレタンは浸透しやすいので目止めに樹脂を塗ります。
   ケミウッドだとこの工数自体が必要ありません。
   硬化後にザラついた面をサンドペパーで足付けして次の工程へ。




   サフェーサーを吹きました。
   樹脂もサフェーサーも透明色なので作業した雰囲気が伝わりませんね。
   続きはGW休み明けに再開します。




   EV-01はコストを抑えるためマスターは材料費の安い硬質ウレタンで製作しました。
   そのためケミウッドで作られたマスターに比べると仕上げの手間が掛かります。
   またサフェサーが厚塗りになってしまうため形状の精度も落ちますね。
   優劣ではなく目的に合った方法を選べば良いと思います。